2017/9/9 第9回(企画編①) 計画づくりとグループづくり

第9回(企画編①) 計画づくりとグループづくり

進行:森本誠一さん(大阪大学産学共創本部特任研究員)、とよなかESDネットワークのみなさん
日時:2017年9月9日(土) 14:00~17:00
会場:とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ セミナー室1

 

9月9日、「計画づくりとグループづくり」をテーマに講座を開催しました。

Ⅰ. グループづくり

(1)グループづくりに関するレクチャー

まず、森本誠一さんから「とよなか地域創生塾」が目ざしていることやこれまでにやってきたことなどを踏まえ、「私」の課題と「地域」の課題のつながりや、グループで活動する意義などについてレクチャーがありました。

(2)グループづくり

つづいて、とよなかESDネットワーク(TEN)の皆さんのファシリテーターのもと、実際にグループづくりを行いました。

<1>自分にとって関心のあるテーマ(課題設定)を書く
7月29日に行われた第9回講座で課題として塾生皆さんに出されていた、「自分にとって関心のあるテーマ(課題設定)」をA3用紙に書きました。

(A3用紙に記載した内容)

私は                      が(を・の)

                       ことに関心があります。なぜならば、            

                     だからです。

 

<2>各自のテーマを発表する
<1>で書いた用紙を見せながら、1人30秒で発表しました。

 

<3>1対1で説明しあう
一人ひとりの発表を聴いて、「もっとこの人の話しを聴きたい」「この人とならグループになれそう」という人と、1対1で1分30秒ずつ5回(5人)と話し合いました。

 

<4>グループをつくる
自分の興味・関心と重なっていると思う人、「この人ならいっしょにやりたい」という人と実際にグループをつくっていきました。

Ⅱ. 企画づくり(グループ作業)

 次に、グループでの企画づくりに向けての最初の作業を行いました。

(1)企画づくりに関するレクチャー

 協働研究所(事業行受託者)の与那嶺から、企画づくりに向けてのレクチャーがありました。
まず、これまでの「とよなか地域創生塾」での講座内容をふりかえり、今後のスケジュールについて確認しました。
その上で、最後の公開プレゼンテーションで発表する内容(企画づくりに必要なこと)について説明しました。

(2)グループ作業

 TENの皆さんのファシリテーションのもと、できたばかりのグループで下記について話し合いを行いました。

・グループ名
・グループで取り組むテーマ
・グループのとりまとめ役(グループ代表)

最後に話し合った内容を各グループ毎に発表しました。現時点で出来ているグループは次の通りです。

グループ名

グループで取り組みたいテーマ

育く育くかふぇ

子たちを中心にみんなが育つ場をつくる。
テーマを毎回つくって互いにつながり、成長していく。
つながり、共生の場づくり。

とよなか村で暮らす

世代間交流をしながら子育て、介護など、家のことをみんなで支え合ってやっていく。昭和初期にあったような昔の暮らしを再現できるような村の再生をしていく。

おでん

みんなが主役のコミュニティカフェ・居場所づくり。すべての人に共通の“食”で集う。
就職へのリハビリになるような場。団塊の世代の出番になるような場。

チーム「庄内」

テーマ :孤立を解消するための自助・互助のしくみを作る。
取り組み:自分の得意を持ち寄って主体的に関わる食の交流の場

ヒトヂカラ~「可能性と魅力溢れる街、豊中の実現」~

豊中市におけるIncluding Society包括型社会づくりの為のSocial inclusion社会的包容もしくは社会的包摂についての考察

 

12月実施予定の合宿までにメンバーの移動などもあるかも知れませんが、5つのグループが生まれました。

これまで塾生としてともに学んできたものの、さまざまな関心をもっている一人ひとりが、グループになっていくのは不思議な感じもします。それがTENのかたがおっしゃっていた「いろんな人が集まって、どうなるかわからないということが楽しい」というグループダイナミクスが起こるのかということなのかと思います。

今後、悩み、壁にぶつかることもあるかも知れませんが、お互いの関心・思いが重なるところが企画づくりに生かされ、そのグループだからこそ出てきたものに出会えることが、今から楽しみです。